「顔の見えない苦しみ」で進化、リモートワークに合った理念ドリブン経営
「28年間会社をやってきて、こんなにも経営の危機を感じていることはありません」――インタビュー中、TAMの爲廣慎二社長は何度となくこの危機感をあらわにしました。
その危機感は、業績や資金繰りなどの問題ではありません。新型コロナウイルスの影響で、リモートワークに移行したことによる「顔の見えない苦しみ」から生まれたもの。それは企業文化の崩壊に対する危機感でした。
直接対面の機会が減り、これまでの「理念ドリブン」が通用しなくなっている新しいリモートワーク時代に、経営者が変えなけ